オーシャン・ブラザーズのグレッグ・ベイリーとジュード・マッセイ氏(異母兄弟)は、
2015年に亡くなった父親ピーター・マッセイを偲んで53日間手漕ぎボートで横断し、ジュードは2人1組で大西洋横断した最年少記録としてギネス世界記録に認定され、また皮膚がん研究のために10万5000米ドルを集めることができました。彼らはまた、初めてビーガンの食事で横断を実現した人でもあります。

グラン・カナリア島を出発し、53日かけてバルバドスを目指す旅は、順風満帆なものばかりではありませんでした。海水を飲料用の淡水に変えるウォーターメーカーが壊れていたため、4日目以降は1日5時間、手汲みで水を汲み上げなければならなりませんでした。そして、転覆して夕暮れ時に20分間水中で過ごしたこともありました。幻覚を見たり、トビウオに顔を殴られたり、ハンドル操作とボート漕ぎを同時に行ったことで「背中に激痛が走った」にもかかわらず、2人の兄弟は漕ぎ続けました。

2015年、2人の父親であるピーター・マッセイ氏は皮膚がんを患って亡くなりました。ピーター氏は、生前「海を愛して」いましたので、それがこの初心者の漕ぎ手たちを挑戦へと導きました。ジュード氏とグレッグ氏はツイッターで自分たちの旅の模様をアップし、フォロワーたちに自分たちがどのように対処しているかを正確に伝えていました。