耐切創規格(coupe standard)の定義を変更し、ISO13997 試験が導入された 2016 年に改訂されたコード規格が導入されて以来、現代新たな神話が誕生しました。

ISO カット レベル D 以上はクーペ レベル 5 とは異なります

その理由は?

業界の多くが新しい ISO13997 規格に対応できる手袋の製造を開始し、耐切創規格(coupe standard)に「Xを付ける」よう選択したため、ISO13997 D、E、および F の手袋が耐切創レベル 5 であると推定したためです。この推定は間違っています。切断保護用手袋の選択に携わる人は、正しい情報に基づいて最も適切な手袋を選択できるよう、このことを理解しておく必要があると、我々は考えています。

製造業者が耐切創規格(coupe standard)に X を付ける理由をご存知ですか?

耐切創試験(coupe test)は、今でも日常の職場での使用に適用できるかを確かめる最も代表的な試験ですが、耐切創機能が中から高レベルでの作業で、精密動作を要する反復作業に適しています。耐切創規格のXは、その手袋が刃を鈍らせたか、製造業者による試験が行われていないことを意味します。もし、お使いの手袋にXが表示されていたら、耐切創試験の結果を供給業者にお問い合わせください。もし、まだ納得がいかないようであれば、弊社が行った有名商標の市場調査をご覧ください。

弊社の調査: 市場比較

品質を継続的に追求する一環として、完全所有の製造施設に最先端の試験施設を創設し、手袋を市場で販売する認可を受ける前に全てこと細かく検査を行うために利用しています。弊社の試験施設は、公式試験機関とまったく同じ基準、つまり ISO 17025 の認定を受けています。その結果を以下に提示しています。

製造業者スタイル耐切創レベル(マーキング)耐切創レベル(試験済み)ISOカットレベル(マーキング)ISOカットレベル(試験済み)
AA1X3CC
AA2X3FF
BB1X3FE
CC1X4EF
DD1X1 !CC
DD2X3DD
EE1X4FD !
FF1X3FF
GG1X2 !DD
HH1X3ED

どのカット試験を用いるべきか?

答えは実にシンプルです。それは、あなたが何をしているかによります。低~中重量部品を扱う反復作業で使用する手袋をお求めの場合は、耐切創試験(coupe test)の結果を重視すればよいですが、貴社の作業員が重量部品を扱うことから極度の切断の偶発的事故のリスクに晒されている場合は、ISO 13997及びANSI/ISEA 105(2016)の試験を使用するべきです。

ほかに考慮すべきことはありますか?

詳細はこちらのサイト: www.comfortableperformance.com.

快適さはコンプライアンスには欠かせません

手に怪我をした作業者の70%が事故時に手袋を着用していなかったことをご存知でしょうか。だからこそ、我々は弊社の手袋に快適性を組み込むことができるよう多大な時間を費やしているのです。

新規 ISO 13997規格の導入や、手袋の等級(グレード)をA1からA9に格付けするANSI/ISEA 105規格の追加により、激しいトップ争いが始まっていますが、ISO 13997 F等級またはANSI A9等級に達した手袋は市場では1%未満しか購入されていません。良すぎることで危険になることもあり、それを裏付けるのが負傷者数です。この10年間で、労働災害は25%減少しました。しかしその間、手の怪我はほぼ倍増しています。これは高い試験のスコアが得られる手袋、すなわちEN、ISO、ANSI規格を満たす手袋の使用に焦点が当てられているためで、弊社はこれを「切断保護用手袋のパラドックス」と呼んでいます。「快適さはコンプライアンスには欠かせない」ということを忘れてはなりません。だからこそ、弊社ではすべての製品に最適に快適な性能性を組み込んでいるのです。

弊社のMaxiCut® Ultraは、快適さと保護を両立させ、今でも高い評価を得ています。我々はこれを「快適な性能性」と呼んでいます。

MaxiCut® Ultra™