OneMillionTrees (100万本の木)キャンペーンでは、ATGはスリランカの気候保護と生態系保全に対して積極的に取り組んでいます。選出したプロジェクトごとに、100万本の植樹という目標達成を目指しています。ATGは森林再生だけでなく、荒地を活かして多くのスリランカ人の生活を持続可能なものにすることにも取り組んでいます。

スリランカのマングローブ林の再生 ‐気候への投資

当社は現在、スリランカ森林保護省と協力して、トリンコマリー地区の2ヘクタールの土地に新たなマングローブを植樹しています。総計10,000本のマングローブの若木がここに新たな生息地として根を下ろすので、今後数年のうちに多くの在来種の動植物が生息できる場所として育っていくことでしょう。 

潮間帯の塩分を含んだ生息地では、マングローブは内陸部の森林に比べて3倍から5倍のCO2を吸収します。そのため、ここトリンコマリーで挿木されたマングローブは、長い年月をかけて大気中から100トン以上のCO2を吸収し、気候変動から守ってくれるヒーローとして称賛されながら存在していくことでしょう。

ATGは、マングローブの生態学的および持続可能な価値に対する認識向上を促進しています。トリンコマリーでの当社のプロジェクトは、この地域の人々の生活の質に直接的に貢献しています。マングローブ林は、自然の壁のように津波や サイクロンなどの強い風から沿岸の住民を守り、漁師たちはこの豊かな生態系を利用して暮らしています。

 

 

付属:

マングローブをスリランカ全土で50%以上増やすという大規模な取り組みが、7つの国連「世界回復フラッグシップ」のひとつとして認定されました。スリランカ・マングローブ林再生イニシアティブの受賞は、国連環境計画の水中生物保護提唱者で俳優のジェイソン・モモア氏によって発表されました。

2022年、国連総会はスリランカの提唱で、3月1日を「世界海草の日」とする決議を採択しました。海草はマングローブや海洋生態系全体の健全性と密接に関連しています。